兼六園!とりあえず、これだけ知っていれば楽しめます!

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写真提供/金沢市および金沢市観光協会

世界中から観光客が訪れる名園・兼六園

cut_kenrokuen03可憐な梅の花、壮大な桜、雲海を思わせる満開のつつじ、力強く繊細な松、目に鮮やかな緑、風情ある曲水、紅葉に雪景色など、数えきれないほどの四季折々の顔を持つ兼六園。藩主が愛情をかけて作り上げた庭園であることをうかがわせます。地元の人たちに愛されるとともに、国内のみならず、連日世界中からの観光客が訪れます。
cut_kenrokuen04そして驚くべきは樹々の美しさだけではなく、計算された高低差から生まれる立体感と奥行が、独特な世界観を演出しています。
京都の寺院などで見られる、一枚の絵のように眺めて楽しむ庭園ではなく、実際に園内を廻って体験するように作られた庭園を「廻遊式庭園」と呼ぶそうです。

兼六園とは

5代藩主前田綱紀の基礎造りから始まり、歴代の藩主が長い歳月をかけて形造り続けた兼六園は、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並び、日本三名園の一つに数えられ、1985年には国の特別名勝に指定されてます。
兼六園と言う名前の由来は、庭園では六つのすぐれた景観の要素「六勝」を兼ね備えているという事からだそうです。
六勝とは●宏大(広々)●幽邃(静寂・奥深さ)●人力(人の手を加えた部分)●蒼古(古き趣)●水泉(滝や池、曲水など)●眺望の六要素です。
しかしこの「六勝」、相反する要素で、兼ね備える事は非常に困難とされていました。
宏大と幽邃が、人力と蒼古が、水泉と眺望が相反する事とされてきましたが、見事に六勝を兼ね備えたと言う事で、1822年、松平定信によって兼六園と名付けられたそうです。


兼六園は桂坂口から時計回りに見るのがおススメ!

cut_kenrokuen33園内にはたくさんの道案内が設置してあるので、とても分かりやすくなっています。
21世紀美術館から来られる方も多いとは思いますが、ここはあえて桂坂口から入られる事をおススメします!そして時計回りに見て行くと、手際よく多くの人気スポットを楽しむ事ができます!
桂坂口に入ると椎の巨木が出迎えてくれます。
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まずは桂坂口から

cut_kenrokuen01まずは金沢地方裁判所がある兼六園下交差点。ここから桂坂口に向かいましょう。
兼六園下交差点から桂坂口に向かう坂の途中に
たくさんのお土産屋さんがあります!
これだけでもワクワクしますよ!
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坂を登り切った所にも土産屋さんやお茶屋さんが並んでいます!
桜のシーズンはお茶と桜を同時に楽しめる贅沢な時間を過ごすことができますよ!

やはり外せない徽軫灯籠(ことじとうろう)

cut_kenrokuen06なんと言っても一番有名なのが徽軫灯籠(ことじとうろう)です!
残念ながら一度破壊されて現在は二代目。本物は別の場所で保管されているそうです。
この灯籠は元々は水面を照らすための雪見灯籠だそうですよ。足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。

兼六園の守護を担う虎石

cut_kenrokuen05徽軫灯籠の少し右手にある、獅子巖・龍石とともに兼六園を守る魔除けの石の三つのうちの一つ、虎石です。
名前の由来は、虎が前足を低くして吠える姿に似ているからだそうです。
他の要石の獅子巖、龍石も見逃さないように注意してくださいね!

霞ヶ池

cut_kenrokuen08ここも人気スポット!兼六園の最大の池、霞ヶ池です。深い所で1.5mあるそうです。
池の中心に浮かぶのが「蓬莱島」。亀の形をしているそうです。
徽軫灯籠、唐崎松、栄螺山、内橋亭などの人気スポットにも囲まれているので、ここだけでも見ごたえ充分な池です。

唐崎松(からさきのまつ)

cut_kenrokuen0913代藩主斉泰が近江八景の一つ、琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てた黒松です。
枝を雪から守るためにほどこされる雪吊りは、兼六園の風物詩となっています。
そして霞ヶ池の水面を這うように伸びる枝ぶりは、這うように伸びているのではなく、鶴をイメージして下から引っ張っているそうですよ!

雁行橋(がんこうばし)

cut_kenrokuen1011枚の赤戸室石の石板が、雁が夕空に列になって飛んでいく様に見えるので「雁行橋」。
石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから「亀甲橋」とも言われます。
今は上を通行することはできませんが、私の母の若い頃は歩く事ができ、この橋を渡ると長生きすると言われていたそうです。

七福神山

cut_kenrokuen11蓬莱島や鶺鴒島もそうなのですが、七福神山もいろんな要素を調和させながらまとめた盆栽のような印象で、本当に見事です!
七福神に見立てた七つの自然石が置いてあり、
当時の姿がそのまま残っているそうです。
七福神山にかかる雪見橋は、巨大な戸室石を二つ合わせた石橋だそうです。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像/明治紀年之標

cut_kenrokuen121880年(明治13年)西南の役で戦死した郷土軍人の霊を祀るために建てられた銅像で、他のスポットとは意味合いが違います。身長は5m50cm、台石の高さは6m50cmと、その存在感に圧倒されますよ。
台石の大きな石を、大蛇・ナメクジ・ガマに見立てて、それらが互いににらみ合い「三すくみ」の状態にあるので崩れないそうです。
日本武尊像に鳥のフンが付かないので、それを研究した教授がユーモアある発明・研究に贈られるイグ・ノーベル賞を受賞し、テレビでも話題になりました!

山崎山

cut_kenrokuen13この山は築山、つまりデザインされ、作られた山です!針葉樹が多い兼六園で、山崎山はカエデ、トチノキなど広葉樹が植えられており、「紅葉山」とも呼ばれる様に、秋になると色鮮やかな姿になります。
ふもとには「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」という松尾芭蕉の句碑があり、 山頂には「御亭(おちん」)という萱葺建物があります。

鶺鴒(せきれい)島

cut_kenrokuen14いざなみ、いざなぎの尊が、男女和合の方法を鶺鴒から教わったという故事より、その名が付けられたそうです。
正面に「三社」と書かれた石額がかかった鳥居があり、その奥の陰陽石(誕生)、相生の松(結婚)、五重の石塔(死)が人生の三儀式を表しており、別名「夫婦島」とも呼ばれるそうです。
カップルやご夫婦の方は、ぜひ!

龍石

cut_kenrokuen15虎石に続き、兼六園を守る魔除けの要石、龍石です。これは見て「あ、龍だな」と分かりやすかったですよ!
後ろには愛好家の間では有名な「龍石の椿」と呼ばれる椿があります。

花橋見

cut_kenrokuen31この橋から見る季節毎の花の眺めがすばらしいことから、この名前がついたそうです!緩やかに流れる曲水に沿って、桜、カキツバタ、サツキ、ツツジなどが咲き誇ります。
特に5月に満開を迎えるカキツバタの姿は名物だそうです!見逃せませんね。

根上松

cut_kenrokuen18兼六園名物の一つ、樹齢200年の根上松は、土を盛り上げて若松を植え、成長するのを待って土をのぞいて根をあらわにしたものだそうです!そこまで先を考えてデザインされたのですね!
大小40数本もの根が地上2mにまでせり上がった迫力ある姿は、見ごたえがあります!
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栄螺山(さざえやま)

cut_kenrokuen2113代藩主前田斉泰が天保8年(1837年)霞ヶ池を掘り広げて増庭させ、築いたのが栄螺山です。
頂上へ登る道が、時計回りでぐるぐるとうずを巻き、まるで栄螺の殻を思わせることからこの名が付いたそうです。
山頂に「避雨亭(ひうてい)」と呼ばれる、傘の形の屋根をした御亭(おちん)があります。
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時雨亭

cut_kenrokuen225代藩主・綱紀が兼六園を作庭した頃からあった建物だったのですが、なんと、明治初期に惜しくも撤去されてしまいました!
現在の時雨亭は平成12年に復元したものです。
内部は自由に見学でき、座敷に腰を下ろして和菓子とお茶を楽しみながら庭園を眺める事ができます。和菓子とお茶のセットはお手頃価格で驚きました!
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横を流れる曲水の風景も、とても素敵でしたよ!

瓢池(ひさごいけ)・翠滝(みどりたき)

cut_kenrokuen25この辺りは、かつて蓮池庭(れんちてい)と呼ばれ、ここから兼六園の作庭が始まったそうです。
と言う事は、兼六園発祥の地!一番歴史がある池なのですね!
兼六園六勝の中でも「蒼古の境」「幽邃」の世界が広がっています。
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池の形が瓢箪(ひょうたん)のようにくびれた形をしているので瓢池と名付けられたそうです。
池の中には不老長寿の島、神仙島をかたどった大小二つの島があります。
高さ6.6メートルの翠滝(みどりたき)は園内最大の滝です。

夕顔亭

cut_kenrokuen24瓢池のそばにたたずむ茶亭です。安永3年(1774)に建てらた兼六園最古の建物で、当時のままの姿を今に伝えています。
茶室内の壁に夕顔の透彫りが施されているので、その名が付いたそうです。
小間ながら本格的な茶の湯が催せるそうです!

三芳庵

cut_kenrokuen27皇族や著名人も多数利用されてきた老舗料亭「三芳庵」。明治8年に名付けられたそうです。
大正13年には、文豪・芥川龍之介も室生犀星の招きで別荘に滞在したそうです!
残念ながら別荘は現在はありません。もったいないですね!

黄門橋

cut_kenrokuen30戸室石でできた一枚石ですが、二枚重ねてあるように加工し立体感を演出されています。一枚モノの石だと不格好で二枚モノだと強度に問題が出る事からだそうです。芸が細かいですね!
大きさは園内一だそうです。長さ6メートル、幅1メートルあります。

噴水

cut_kenrokuen28これは日本最古の噴水として有名です!記念撮影の人気スポットになっています。
この噴水は霞ヶ池を水源から水を引き、池の水面との高低差による自然の水圧だけであがっています。霞ヶ池の水位の変化によって変わりますが、その高さは約3.5mもあります。
藩政末期、金沢城内の二ノ丸に水を引くため試作されたものだそうですよ。

獅子巌

cut_kenrokuen29黄門橋のたもとにある獅子の形に見える自然石です。
虎石、龍石、とともに兼六園の守護の要石です。
こうやって獅子・龍・虎が睨みをきかせて兼六園と藩の繁栄を守って来たのですね!


いかがだったでしょうか?
徽軫灯籠や唐崎松、雪吊りのイメージが強いでしょうが、兼六園には他にもたくさんの見どころがあります!
また、夜や雪化粧でもすっかり装いが変わるのも、兼六園の魅力です!
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